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基本情報技術者とITパスポートで迷ったときの決め方

IT資格

IT関係の資格を勉強してみたいと考えると、最初に目にすることが多いのが「基本情報技術者」と「ITパスポート」の資格です。

基本情報技術者とITパスポートの資格はどちらもITの基本的な分野に関する資格です。
そのためひとによってはどちらの資格を勉強したほうがいいのかなと迷ってしまうことがあるかもしれません。

「ITパスポートと基本情報技術者はどっちもITの基礎に関する資格みたいだけど、どっちを勉強するほうがいいのかな〜・・」

「IT関連のことを勉強してみたいとおもったけど、ITパスポートと基本情報技術者はどっちのほうが自分にあってるんだろう。。。」

こうした方むけに基本情報技術者とITパスポートでどちらの資格を勉強すべきか迷ったときの検討方法と決め方の参考情報を紹介します。

どちらの資格も勉強をすることで損になるようなことはありません。

ただし勉強範囲が重なる点があったり、目的によっておすすめ度なども変わってきます。

勉強開始後や資格受験後にもう一方の資格にするべきだったと後悔しないよう、事前に自身の方向性は明確にしておくことが大切です。

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基本情報技術者とITパスポートの違い

そもそも基本情報技術者とITパスポートの資格では、それぞれどんな違いがあるのか。
資格を受験、勉強するにあたって大きくは3つの違いがあります。

その違いは、

  • レベル
  • 試験内容
  • 実施時期

です。

それぞれ簡単に違いについて紹介します。

基本情報技術者とITパスポートのレベル

まず資格のレベルですがどちらも情報処理技術者試験という国家資格になりますが、そのなかで定められている資格のスキルレベルが異なります。

ITパスポートはスキルレベル1,基本情報技術者はスキルレベル2の区分であり、基本情報技術者のほうが上位の資格という扱いです。

当然資格の取得に必要な知識量もITパスポートより基本情報技術者のほうが広く、深くなります。

詳しい内容の違いはここでは省きますが、必要とされるレベルが違うということからその勉強量も基本情報技術者のほうが多く必要とされます。

基本情報技術者とITパスポートの試験方式

かつては試験の実施方法から異なりましたが、現在はITパスポート、基本情報技術者ともにCBT方式という試験方法で行われます。

CBT方式というのは各集合会場で端末を操作して回答していく方式です。

ただし同じCBT方式でも試験の形は大きく違っていて、ITパスポートは四肢択一式の単独試験、基本情報技術者は午前試験が四肢択一式、午後試験が多肢選択式にわかれた試験になっています。

基本情報技術者とITパスポートの実施時期

ITパスポートと基本情報技術者で試験の実施時期が異なっています。

ITパスポートは毎月実施、基本情報技術者は春、秋の年2回実施となっています。

そのためITパスポートは受験機会も多く取得しやすく、基本情報技術者のほうが取得のチャンスは少なくなっています。

基本情報技術者とITパスポートの適性

基本情報技術者とITパスポートのどちらを勉強するべきかという適性は個人によって異なります。

どちらの資格が適切かをみるときには主に2つの観点があります。

  • 必要なIT知識
  • 身につけたいIT知識

上記の観点で自分はどの程度の度合いを求めているかによって、どちらの資格が適切か変わります。

それぞれの試験の概要でも示されている通り、ITパスポートと基本情報技術者では試験の対象者像に差があります。

ITパスポートはITを利活用する社会人向けの内容、基本情報技術者はIT人材としての基礎に関する内容となっています。

自身の資格に対する観点と試験内容から、自分はどちらの資格を勉強するのが適切かを考えることが重要です。

単純に社会人としてITを使う、知るという必要性であればITパスポートの勉強が適切ですし、ITに関わる業務をしていくうえでITを使いこなす、知識をもつという必要性であれば基本情報技術者が適切となってきます。

もう少し乱暴ですがもっと簡単に資格の適切な対象者をわける考え方もあります。

需要と供給の関係でみたときに、ITを需要(利用)する立場であればITパスポートで十分、ITを供給(提供)する立場であれば基本情報技術者をもっておきたいという考え方です。

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基本情報技術者とITパスポートどちらかの選択

基本情報技術者とITパスポートどちらが自分にとって適切かはわかっても、それでもどちらを勉強するか迷ってしまうこともあるかもしれません。

その場合はITパスポート試験は毎月実施されている関係上、両者の試験を受験することも可能です。

ただし基本的には基本情報技術者とITパスポートはどちらかの資格にしぼって受験、勉強する形を推奨します。

なぜなら、

  • 試験内容の重なる範囲があること
  • 費用と手間がかかること
  • 適性により必要度合いが変わること

といった理由からです。

もちろん転職や立場の変更などで、ITパスポートをとったひとが将来的にレベルが上の基本情報技術者が必要になるというケースはあるかもしれません。

しかし現状から少し先くらいまでの予定、少なくとも直近1,2年などで基本情報技術者のレベルが必要になる可能性あるなら、最初から基本情報技術者試験にしぼって勉強するのがおすすめです。

基本的には基本情報技術者はITパスポートの上位資格の扱いのため、両者の資格を保持してもあまり意味がありません。

結局は基本情報技術者を取得、勉強するのであれば、ITパスポートにかけた費用や時間などは無駄になってしまいます。

ただし自分はとりあえずしばらくは基本情報技術者レベルまで必要になることはない、というひとであればITパスポートで十分です。

このあたりの少し先の見通しも含めた選択で間違わないよう、しっかり見極めてどちらの資格を勉強するか選択するのが大事です。

基本情報技術者とITパスポートで迷ったときの決め方まとめ

基本情報技術者とITパスポートで迷ったときの決め方のまとめです。

  • 基本情報技術者とITパスポートでどちらを勉強するか迷ったら、とりあえずで勉強にてをつけず自身の方向性は明確にしておくことが大切
  • 基本情報技術者とITパスポートでは試験のレベル、試験内容、実施時期が異なる
  • 基本情報技術者とITパスポートのどちらを勉強するかは、自身がどちらの資格を勉強するのが適切か考えて選択することが重要
  • 基本情報技術者とITパスポートの試験はどちらかの資格にしぼって受験、勉強することを推奨

基本情報技術者とITパスポートを検討してみて、基本情報技術者を受験することを決めた方むけに、以下の参考情報も紹介しています。

【おすすめ勉強方法】未経験から基本情報技術者を学習理解する
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またITパスポートや基本情報技術者以外のIT初歩の勉強に有効なIT資格について、こちらでも参考情報を紹介しています。

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