未経験・若手エンジニアの方がIT関連の勉強をするとき、資格の取得をゴールに勉強することも多いとおもいます。

「未経験からIT資格を狙うなら自分に合ってるのはどんなものかな。。」

必要に迫られた場合はありませんが、勉強やスキルアップから資格の勉強を検討するときには情報処理技術者資格とベンダ資格のどちらを勉強するかで迷うこともあるかもしれません。
すべての資格試験を知っているわけではありませんが、大まかに比較するときの観点としての内容になります。
もしIT資格の勉強で情報処理技術者資格、ベンダ資格で迷っている方がいれば、自身がどちらを狙うべきかのひとつの参考になればとおもいます。
情報処理技術者資格とベンダ資格を比較するときの観点
IT関連の資格は多くありますが、大まかに分けると情報処理技術者資格とベンダ資格になります。
そのなかで情報処理技術者資格は国家資格、ベンダ資格は民間資格になり、ベンダ資格はさらに細かくは多種多様になりますが、ここでは一旦ひとくくりにします。
ここでは情報処理技術者資格とベンダ資格に大きく分けたときの比較の観点として、
- 専門性
- 難易度
- トレンド
- スケジュール
の4つの観点から、それぞれの比較してみての違いを整理してみます。
専門性
こちらは専門性についてで資格の体系と実践力の違いです。
情報処理技術者資格は基本的に多くの職種の方を対象にしていて、体系だった知識や技術を習得する資格になっています。
ベンダ資格はどちらかというと専門的な知識や技術を重視する面が大きく、より実践的な傾向が強いです。
ただし情報処理技術者資格でも実業務で使える点も多くありますし、ベンダ資格でも体系的な仕組みになっている資格も多くなっているので一概にはいえない部分はあります。
難易度
こちらは資格に合格するための難易度の違いについてです。
情報処理技術者資格はスキルレベルごとに難易度が異なっており、自身の経験や状況にもよりますが、未経験・若手の場合はある程度の勉強が必要にはなってきます。
ベンダ資格も資格ごとに難易度は異なりますが、その範囲は情報処理技術者よりかなり大きくピンキリになります。
またベンダ資格は難易度に加えて、試験内容は実践よりのものが多くなります。
試験難易度によっては未経験・若手でももっている経験や知識である程度学習面を補完できるものも多いです。
トレンド
こちらは資格がもつトレンド性についてです。
情報処理技術者資格は受験時期やタイミングによって活用度合いが変わるようなトレンド性は薄いです。
常に一定の評価が得られる資格になると思いますが、その分就職や転職で重宝されるということも少ないです。
ベンダ資格はその必要性や活用度合いがその時々で大きく左右されることが多いです。
わかりやすいのは開発言語などで、新旧のもので使われ度合いが全く異なりますので資格の位置づけも同じように変化していきます。
その分トレンドになっている資格に関しては大変重宝され、人気も強くなる傾向があります。
スケジュール
こちらは資格受験のスケジュールの自由さについてです。
情報処理技術者資格は基本的にスケジュールは固定になりますので、未経験・若手で資格取得の勉強が必要なことが多い場合は学習スケジュールを考慮する必要があります。
ベンダ資格では資格によって様々ですが、スケジュールはある程度幅があることが多いです。そのため業務やタイミングを優先して学習することも可能です。
高度情報処理技術者資格などは年1回の受験チャンスになりますが、ベンダ資格ではチャンスはある程度多い傾向になります。
【簡単比較】IT未経験向け情報処理orベンダ資格4つの観点まとめ
【簡単比較】IT未経験向け情報処理orベンダ資格4つの観点のまとめです。
- IT資格は大別して情報処理技術者資格とベンダ資格にわかれる
- それぞれ比較する観点は、専門性・難易度・トレンド・スケジュール
- 各観点で比較検討してみて自分にあったIT資格の取得を狙うのがおすすめ
未経験からのIT資格取得の参考情報はこちらでも紹介しています。
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