未経験からIT業界で働きはじめるひとのなかには、資格を取得して知識習得や業務に活かすことを考えているひともいるかとおもいます。

「独学で専門分野だけ勉強してIT業界に就職したから資格を一度受けてみようとおもうけどレベルはどんな感じなのかな~。。。」

またまだIT業界で働いていなくても今後就職を考えていて、資格試験を転職活動に活かそうと考えているひとにも参考になるとおもいます。
情報処理技術者試験の概要
未経験から情報処理技術者試験を受験する方むけの概要情報です。
情報処理技術者試験はIT、情報システムの知識習得に関する国家資格です。
毎年50万人前後が受験するとあって、IT関係者が中心であるものの、その他業種の方や学生も多く受験している資格です。
IT業界で働く場合にはごく一部の専門的な分野以外で働くのであれば、わりと一度は受験したことのあるひとが多いのではないかとおもいます。
また身の回りをみても、このあと紹介するITパスポート試験などはIT関係者でなくても、受験されている方も増えていると感じます。
情報処理技術者試験のレベル別情報
情報処理技術者試験は数種類の試験区分にわかれますが、それぞれの区分がおおまかなレベル別に分けられます。
それぞれの試験区分とレベルは以下となっています。
- ITパスポート:レベル1
- 基本情報技術者、情報セキュリティマネジメント:レベル2
- 応用情報技術者:レベル3
- 高度情報処理技術者:レベル4
といった形です。
このレベルはITSS、ITスキル標準とされるスキル体系になっていて、スキルを数値化してみるためのものです。
詳しくはこのあたりが参考になるかとおもいます。
基本的にはこのレベル別に試験の難易度も該当しますが、細かに試験区分ごとの難易度でみると同じレベルのなかでも多少の差があります。
個人的に受験したことのない区分もありますが、周囲で聞いたり、調べた情報からだと、だいたい情報セキュリティマネジメント試験がレベル1.5くらいの感覚になるようです。
また高度情報処理技術者試験は細かに専門区分にわかれますので、そのなかでも若干の難易度の差はあります。
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情報処理試験レベル別でみた推奨対象者
レベル別の情報をみると基本的には一番難易度の低いものから順に受けていくというのが普通の考えとみる方が多いとおもいます。
しかしIT業界、IT職種で働くのであれば、未経験からであっても基本情報技術者以上の資格取得から考えることをおすすめします。
その理由として、情報処理技術者試験には上記ITSSのレベル別の考えとは別に対象者像の設定もあります。
それは想定された対象者がIT、情報システムの利用者側か開発者側かというものです。
資格区分のうち、
- ITパスポート
- 情報セキュリティマネジメント
の2つは主に利用者側を想定された資格になっています。
非IT系のひとであればIT関連の知識拡充のため上記資格を取得することは有効だとおもいます。
しかしIT系の業務にあたったり、知識が必要とされるひとは、IT関連のより全般的な知識の習得につながる基本情報技術者試験以上が適しています。
自分が一時採用活動にもたずさわった経験や、IT企業での昇格基準などをみても、やはり評価に値するのは基本情報技術者以上の資格からが想定されていることがほとんどです。
未経験からの情報処理試験レベルと対象者【最初に知るべき】まとめ
未経験からの情報処理試験レベルと対象者【最初に知るべき】のまとめです。
- 情報処理試験はIT関係者を中心にその他業種の方や学生も多く受験
- IT業界、IT職種で働くのであれば、未経験からであっても基本情報技術者以上の資格取得から考えることをおすすめ
- IT、情報システムの開発者側の立場では基本情報以上を想定
- IT業界、IT職種で評価されるのは基本情報技術者以上の資格からがほとんど
未経験からの情報処理試験取得への参考情報はこちらでも紹介しています。
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