未経験や若手エンジニアの方で高度情報処理技術者試験の受験を考えているが、勉強スケジュールの計画で迷うひとがいるかとおもいます。

「高度情報処理技術者試験に合格するにはどんな勉強計画の例があるのかな~。。。」

ここで紹介するスケジュールの進め方で、高度情報処理試験ははじめての受験ながら結果的にはなんとか合格できました。
他の資格区分の受験では若干異なってくる点もあるかもしれませんが、とくに論文系の高度情報処理試験をはじめて受験するというひとは近い状況の話として参考にしてみてください。
高度情報処理技術者試験の受験を決めるまで
まず高度情報処理技術者試験の勉強をはじめるにあたっての、受験を決めるまでの状況を紹介します。
スケジュール例の前段の話になりますが、どんな人間が3ヶ月のスケジュールではじめての高度情報処理試験に合格したかという参考情報です。
実際に受験を決めるまでは、とくに高度情報処理資格の取得に強い思い入れがあったわけではありません。
仕事上での余裕からたまたま時間ができていたことと、今後にむけての視点で考えたときに結果的に高度情報処理試験であるITストラテジスト試験の受験を決めたという状況でした。
高度情報処理試験の勉強から受験までを通してみたときに、とくに未経験から受験する場合にはある程度の勉強時間を確保&集中できる状況というのが重要になると感じているためです。
高度情報処理技術者試験の受験期間スタート時期
高度情報処理試験のスタート時期と勉強期間
まず自分がはじめての高度情報処理試験を受験した時期と勉強期間について紹介します。
当時受験した時期は情報処理試験の秋試験である10月に開催されるものでした。
秋試験は10月の20日前後に実施されるのが通例で、当時受験を決めたときが6月中旬頃でしたのでその時点で受験までの残り期間は約4ヶ月でした。
そのため実質的な資格試験の勉強として費やしたスケジュール期間は3ヶ月前後でした。
高度情報処理試験の勉強期間としての考え
はじめて高度情報処理試験を受験した当時を振り返ったうえで、改めてスケジュールの立て方を考えるとやはり勉強期間は3ヶ月前後がおすすめになると考えています。
なぜならすでに高度情報処理試験の内容をつかんでいるということと、学習の集中を長期継続するのはむずかしいということからです。
高度情報処理試験の内容については、おそらく受験を検討するひとであれば知っているというひとも多いとおもいます。
しかし自分も現在ではこれらの情報はすでに知っていますし、同じようにすでにそうした情報は調べて知っているという場合であれば、すぐに勉強をはじめられるので純粋な試験勉強の期間を考えるだけで問題ありません。
学習の集中については個人の勉強タイプにもよりますが、はじめての高度情報処理試験の勉強で3ヶ月を超えてくるような長期間の学習を継続するのは集中力の面で大変になってくると考えるためです。
自分の場合は短期集中型の勉強のほうが性に合っているというのもありますが、勉強以外の仕事などもありつつ長期間の勉強を続けるというのは結構な負担にもなってきます。
これらのことから高度情報処理試験の基本の勉強期間としては3ヶ月をベースに考えて、もしその他の準備や前調査など勉強以外の面で時間を使う必要があればプラスアルファの時間を考慮するくらいがちょうどよいと考えています。
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高度情報処理技術者試験の勉強期間3ヶ月のスケジュール内訳
ざっくりのスケジュールとして勉強期間は3ヶ月でしたが、そのなかでの勉強内容に関する大まかな内訳を紹介します。
スケジュール内訳
ざっくりの3ヶ月間での勉強内容の内訳は以下のとおりです。
なお()のなかは勉強時間全体を10としてみたときの大まかな配分です。
- (4ヶ月前:受験自体の情報収集。勉強方法模索など。)
- 3ヶ月前:午前1,2試験の過去問演習(4)/午後1試験の過去問演習(3)/午後2試験の学習準備(3)
- 2ヶ月前:午前1,2試験の過去問演習(3)/午後1試験の過去問演習(4)/午後2試験の準備&骨子演習(3)
- 1ヶ月前:午前1,2試験の過去問演習(1)/午後1試験の過去問演習(4)/午後2試験の過去問演習(5)
上記で見て取れる通り、ほとんどは過去問の演習に時間を費やしていますが、それぞれの配分は時期によって変わってきます。
基本的にはじめての高度情報処理試験の受験でなにはともあれ合格を目指すのであれば、勉強としてやることはほぼ過去問題が中心になります。
過去問題を使う勉強が中心となり、あとはそれをどんな配分で、どう進めていくかのスケジュールを組み立てることがスケジュールの重要なところになってきます。
1日の勉強時間の内訳
最後に勉強期間中の1日の勉強時間について簡単に紹介します。
ざっくりですが日々の勉強時間は平日休日とも1時間半〜2時間くらいを確保していました。
はじめての高度情報処理試験の勉強である程度時間を確保する必要はあると考えつつも、プライベートの時間もすべて勉強に回すということはしたくありませんでした。
そのため平日、とくに午前試験の勉強では通勤学習をメインにして進めていきました。
結果的にばらつきもありますが、平日分の勉強時間のうち通勤時間を利用していたのは大体1時間弱くらい、残り1時間弱くらいを帰ってから自宅での勉強時間としていた感じです。
本番試験直前の1,2週間くらいは普段より土日に少し時間を増したりはしていましたが、大体この勉強時間を守る形で進めていました。
【IT未経験から3ヶ月】高度情報処理試験の合格スケジュール例まとめ
【IT未経験から3ヶ月】高度情報処理試験の合格スケジュール例のまとめです。
- 受験までの期間は準備を含めて約4ヶ月。実質的な勉強期間は3ヶ月
- 短期集中&勉強時間確保の観点から3ヶ月前後でのスケジュールをおすすめ
- なにかしらの準備や調査で必要なことがあればプラスアルファの期間を使う
- 勉強時間は日々1時間半くらい。ただし平日の勉強時間は通勤時間を活用
元々の知識や勉強方法で変わるとは思いますが、別途紹介している自分の勉強方法での進め方はこうでした。
だいたい同じスケジュールの考え方で、未経験の方でも高度情報処理技術者を合格できる範囲まで進められるとおもいます。
未経験から高度情報処理試験に合格したときの具体的な勉強方法はこちらで参考情報を紹介しています。


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