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はじめてのプロジェクトマネージャ試験論文に必要な意識

高度情報処理技術者

高度情報処理試験のなかでプロジェクトマネージャ試験(以下、PM試験)は、わりと高度情報処理試験をはじめて受験するひとが多い試験です。

「はじめてPM試験を受けるけど、とりあえず論文は間違いがないように書ければ大丈夫かな・・」
「プロジェクトマネージャとしての経験はうすいけど、考え方が間違ってなければ合格できるだろうな〜。。。」

こうした方むけに、はじめてのPM試験の論文を書くうえで必要な意識の参考情報を紹介します。

とくにはじめて高度情報処理の論文試験を勉強するというひとは、論文試験で必要となるプロジェクトマネージャとしての意識をもって論述するということができずに合格論文にならないというひとがいます。

しかしプロジェクトマネージャとしての意識といってもわからないというひともいますので、論文試験に必要な意識について参考になればとおもいます。

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PM試験の合格に必要なプロジェクトマネージャとしての意識

どの高度情報処理試験の論文でも共通ですが、論文を書くにあたってはその情報処理区分の立場になりきることが必要になります。

今回取り上げているPM試験であればプロジェクトマネージャの立場にたって論述するということが必須ポイントです。

そのためには主観的にプロジェクトマネージャとしての意識をもつことが重要です。

個人的に論文添削等もさせていただく機会がありますが、たまにこの部分をきちんととらえられていない論文に出会うことがあります。

プロジェクトマネージャとはこうあるべき!という考えはわかるものの、それが主観的ではなく客観的な視点でしか考えられていないようなケースです。
そのような論文ではどうしても合格はむずかしくなります。

PM試験がはじめてだったり、なかなか合格論文が書けなかったりというひとは、まず自身が主観的にプロジェクトマネージャの意識をもち論文を書く必要があるということを改めておさえておくことが大事です。

PM試験におけるプロジェクトマネージャとしての意識による差

プロジェクトマネージャとして主観的な意識をもつことと、客観的な視点でしか考えられていないことと言われても、あまりピンとこないかもしれません。

主観的な意識をもつことが意識できずに合格論文にならないひとは、違いがわからないかとおもいます。

プロジェクトマネージャとして主観的かどうかというのは論文の内容における具体性に差がでてきます。

とくにプロジェクトマネージャとしての意識がもてていない論文は、プロジェクトマネージャの頭のなかについての記載が欠けた論文になります。

客観的にしか考えられていないひとの論文は、プロジェクトマネージャがどう考え、どう判断、どう予測したかなどの頭のなかの内容を記載することができていません。

PM試験にむけて必要な知識は勉強しているので、プロジェクトマネージャの型として必要な部分は知識としてもっています。

そのためケースバケースでこうした場面ではこうあるべきというプロジェクトマネージャの型としての行動や対応は記載できます。

たとえば「○○○という事象に対して✕✕✕した」「○○○○のために✕✕✕することにした」といったような記載です。

しかしそのなかにはプロジェクトマネージャとして対応したという話はされているが、どんなことを考え、なぜそこに至ったかの記載がなく、プロジェクトマネージャの頭のなかが見えない論文になってしまいます。

こうなるとただ知識を並べただけの論文となり、正しい内容であれば合格の可能性はあるかもしれませんが、その可能性は低いものとなってしまいます。

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プロジェクトマネージャの意識をPM試験で反映するために

PM試験の論文で合格するには経験に基づく具体的な論述が不可欠です。

こちらの20年PM試験の講評をみてもたびたび経験に基づく具体的な論述という記載がでてきます。

そのためプロジェクトマネージャとしての経験に基づいた考えや判断を具体的に書く必要があり、プロジェクトマネージャとしての意識をもち論述することが重要になります。

ただし主観的にプロジェクトマネージャの意識をもつには、プロジェクトマネージャとしての経験がないひとほどむずかしくなります。

経験があるひとはプロジェクトマネージャだったころを思い返して書けばいいですが、経験がないひとはどうしてもなりきって考える必要があるためです。

自分もはじめて高度情報処理試験を受けるとき、まだ経験していない職種区分になりきり具体的な考えを書くことがうまくできないことがありました。

こうしたときに手っ取り早く、簡単になりきった意識を書くために有効なのが、客観的な記載に対してwhyを考えることです。

why=なぜを考えるというのは、よく「なぜなぜ分析」と呼ばれるものと似たかたちです。

プロジェクトマネージャとしての意識を論文に反映できているかどうかは、一度自身で書いた論文に対して客観的な視点で振り返ってみないとわかりません。

そこで自身の論述におけるプロジェクトマネージャの対応について、なぜその判断をしたか、なぜその行動をしたかという点がきちんと書かれているかを確認します。

もしプロジェクトマネージャとしての意識が欠けているようであれば、その対応に対して「なぜ」という問いかけをすることでプロジェクトマネージャとしての考えが書かれていくはずです。

上記の例でいえば、「○○○という事象に対して✕✕✕した」という論述は「なぜ」=プロジェクトマネージャの意識が欠けています。
そこで、「○○○という事象に対して『△△△という考えをもち』✕✕✕した」というような、なぜという部分を補うようにします。

どの程度、なぜを深堀りしていくかはその事象や対応内容次第ですが、プロジェクトマネージャとしての具体的な考えが論述できていない論文の場合は「なぜ」という部分を意識するだけでも具体性に差がでることがあります。

はじめてのプロジェクトマネージャ試験論文に必要な意識まとめ

はじめてのプロジェクトマネージャ試験論文に必要な意識のまとめです。

  • どの高度情報処理試験の論文でも、その情報処理区分の立場になりきり論述することは不可欠。
  • PM試験であればプロジェクトマネージャとしての立場で主観的な論述ができていないと、合格の可能性は低くなる。
  • プロジェクトマネージャを客観的にしか考えられていないひとの論文は、プロジェクトマネージャがどう考え、どう判断、どう予測したかなど具体性に欠ける。
  • プロジェクトマネージャとしての意識を論述するために有効なのが、客観的な記載に対して「why」=「なぜ」を考えること。
  • プロジェクトマネージャの対応について「なぜ」という問いかけをして、その中身を書いていくことでプロジェクトマネージャとしての考えを論述していくことが可能になることが多い。

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