未経験からIT勉強のため資格取得を考えたとき情報処理技術者の資格を検討するひとは多いですが、実際IT業界で働くうえで勉強する価値はあるのかなと悩むひとがいるかとおもいます。

「IT資格なら情報処理技術者よりトレンドのものがいいのかな~。。。」

IT資格を調べるとすぐに情報を目にする情報処理技術者の資格ですが、どうもIT全般の基礎的な位置づけにみえて最新トレンドの資格のほうがよいのではと感じたりするもかもしれません。
ある意味でそうした考えも間違いではありません。
IT業界ではトレンドの移り変わりも早いため、その時々のトレンドな分野の資格が強みになることも多いです。
しかし情報処理技術者資格にも最新のトレンドを反映した考えやトレンドと比較した価値の部分として考えられる点がありますので、個人的な経験なども踏まえて紹介します。
IT資格のトレンドについて
まず最新のIT資格トレンドについて、以下の日経xTECHさんの記事で紹介されています。
最新といっても少し前の記事になるため、現在の最新状況とは異なる点もあるかもしれません。
しかし現在でもそれほど大きな乖離はないとおもいます。
こちらをみると記事にもある通り、最近ではクラウド系、AI系などの資格がトレンドになっています
またこちらには保有資格の情報記事もあります。
こちらでも上記と同じような感じで、だいたいトレンドとして注目されている資格をとるひとが増えているという形でしょう。
ただどちらをみても情報処理技術者資格もかなりの率になっていることもわかります。
個人的にも少し意外だなと感じていますが、IT業界で働くひとのなかで情報処理技術者資格はトレンドを反映しても結構取得意向が高いようです。
情報処理技術者資格におけるトレンド性
情報処理技術者資格におけるトレンド性の部分として考えられる点は大別して2つあります。
それは、
- 最新トレンドを反映した試験内容
- トレンドに左右されない価値
の2つです。
最新トレンドを反映した試験内容
まず情報処理技術者資格のトレンドが反映されるということについてですが、実際に情報処理技術者資格を勉強、受験してみるとわかりますが、情報処理技術者試験では最新のトレンドが反映される部分は多くあります。
とくに過去問題をやっていると感じますが、その時々の最新のIT情勢にあわせて内容が変わっていく傾向にあります。
考えてみれば、IT系の国家資格とされる試験でトレンドが反映されないというのは最新の情勢に役立たない知識ばかりになるということなので、試験にトレンドが反映されるのは当たり前だと感じます。
トレンドに左右されない価値
また情報処理技術者資格のトレンド性として、もうひとつの側面としてあるのがトレンドに左右されない価値の部分です。
上記のとおり情報処理技術者資格ではトレンドが反映される点はありますが、対して不変的な知識として必要な点も多くあります。
そうした知識を勉強して自分のものとして持っておくことは、トレンドに左右されない力として重要になります。
最新のIT技術や知識を追い求めることも重要ですが、基礎的な知識や長く使われるフレームワーク、思考法なども重要な知識であり、そうした面をカバーできる資格が情報処理技術者となっています。
また資格自体の客観的な価値が変わらないという点もあります。
古いIT技術分野のベンダ資格などは、どうしてもトレンドが流れるに従いその資格自体の価値も薄れる傾向にあります。
そもそも資格自体にあまり意味はないと考えるひとも一定数はいますが。
情報処理技術者資格はどの時期に取得したかというのがみえないこともありますが、常に客観的な一定の評価が得られる資格になります。
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【知っておくべきトレンド性】IT未経験者の情報処理資格の価値まとめ
【知っておくべきトレンド性】IT未経験者の情報処理資格の価値のまとめです。
- IT未経験者にとって情報処理技術者資格はトレンド性と価値のあるもの
- 情報処理技術者資格のトレンド性として考えられるのは、「最新トレンドを反映した試験内容」「トレンドに左右されない価値」の2つ
- 情報処理技術者資格にはトレンドと無関係の一定の客観的な価値もある
もちろん情報処理技術者資格以外のIT資格で最新トレンドを勉強していくことも大いに価値があります。
ただし中にはトレンドに置いていかれて価値の少ないものとなっている資格もあります。
重要なのは情報処理技術者資格でもその他のIT資格でも、自身にとってトレンド面も含めての勉強、取得の価値があるかどうかを考えることです。
未経験から考えるIT資格取得の参考情報はこちらでも紹介しています。



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