これからITストラテジスト試験の受験を検討しているけど、難関資格といわれているのをみると自分みたいな経験不足にはまだ早いかと考えているひとがいるかも。
「それほどIT経験がないのにITストラテジスト試験に挑戦するのは無謀かな・・」
「ITの難関資格に挑むならやっぱりもう少し経験年数が経ってからのが無難かな〜。。。」
こうした方むけにITストラテジスト試験の合格に経験年数は関係しないということを紹介します。
ITストラテジスト試験が情報処理試験のなかでも難関資格にあたるというのは事実です。
しかし難関資格だからといってIT業界やエンジニアとして、十分な経験年数がないと合格は遠い、かというと実はそうではありません。
きちんと試験の中身を知り、合格むけた準備をしていけば経験に関わらずITストラテジスト試験に合格することも可能という情報を紹介します。
ITストラテジスト試験合格と経験年数のデータ
ITストラテジスト試験の合格に経験年数はそれほど関係ありません。
ということを言っても「試験合格には経験がものをいう、難関資格だし経験があるほうが合格しやすいに決まっている」と考えるひともいるとおもいます。
ということで実際のところ、ITストラテジスト試験の合格者のデータをみるとどうかというのをここで確認してみます。
こちらのサイトの統計資料から確認できます。
そして統計情報のなかには当然ITストラテジスト試験のデータもあります。
こちらのデータによると、令和4年度のITストラテジスト試験では全体の合格率は14.8%となっています。
15%を切っているのでやはり難関資格らしく低い合格率です。
しかも恐らく基本情報技術者試験などと異なり、しっかり試験勉強をしている方も多いとおもわれるなかでの数字です。
この低い数字をみると、受験を考えるひとのなかには「経験が少ないひとの合格率がさらに押し下げているんだろうな」と考えているかもしれません。
ところが同じデータのなかにある経験年数ごろの合格率を確認してみると、実は違うことがわかります。
実際のデータでは経験年数が2年〜10年未満の方の合格率が約20%を超えていることがわかります。
対して、経験年数が16年からそれ以上の方の合格率はすべて20%を超えていません。
もちろん母数の違いや対象者、その他の条件など、いろいろな点が絡むので、一概に経験年数が浅いほうが合格率が高い、とはいえません。
しかし同じように一概に経験年数が増えるほど、ITストラテジスト試験の合格率は高くなるわけではないということがわかります。
ITストラテジスト試験合格に必要な経験以外のこと
このようにデータからみるとわかるのは、単純に経験年数が多いほどITストラテジスト試験に合格しやすいわけではないということです。
普通に考えれば、ITストラテジストのような豊富な仕事経験をもとに自身の考えを問われる試験であれば、経験が多いほど有利です。
しかしなぜそうならないかというと、やはり単純な経験以外のことがITストラテジスト試験の合格には必要になってくるからと考えられます。
では経験以外のどんなことがITストラテジスト試験の合格に必要なのか。
これは個人や環境、経験の中身でも変わってくるので簡単にはわかりませんが、ひとつ考えられるのが試験に対する「柔軟さ」です。
ここでの「柔軟さ」というのは、ITストラテジスト試験の合格にむけて、どれだけ柔軟に対応できるかということと考えています。
ITストラテジスト試験は単純に経験さえあれば必ず合格できる、という類の試験ではありません。
それは試験自体のクセや合格にむけた思考法、受験までの準備などが合格を左右する部分が大きいためです。
多くの方はたとえ経験年数があっても、ITストラテジスト試験合格のための勉強や準備をしていないと一筋縄ではいかない場合も多いと考えられます。
経験年数が多いというのは、それだけIT技術者としてのちからがあるということに他なりません。
しかしなまじ経験、ちからがあるということから、試験の合格という焦点に絞った行動や考えが、経験年数の浅い方にくらべて少ないケースが多くなるということがあるのかと考えられます。
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ITストラテジスト試験の合格にむけた柔軟さへの考え
上記は個人的考えなので、もしかしたら経験年数と合格率の関係、柔軟さの関連というのは全く見当違いかもしれません。
しかしITストラテジスト試験の合格のためには、柔軟に試験のための準備や行動をしていくことが大事というのは事実です。
試験の合格のためだけの考え方やクセを知るなんで無駄、という考えもあるかとおもいます。
ですが、どちらの考え方のほうが合格率が高いかというと、やはり前者になります。
ただし必ずしもITストラテジスト試験を受験するひとがこうした合格第一の考えをする必要はありません。
ひとによってはITストラテジスト試験を合格のためではなく、ITストラテジストとしての力試しや技術力向上のために受験するというひともいます。
こうしたひとは合格のための勉強をするのではなく、純粋に自力だけで受験をしたり、広い視点での学習をされるべきです。
柔軟な対応が必要、というのはあくまでITストラテジスト試験に対して合格第一で考えるケースです。
そしてこれは経験年数が浅い場合でもいえることで、たとえ経験が少なかったとしても合格のための柔軟な考えや行動ができていれば十分に合格は可能ということでもあります。
【ITストラテジスト試験】合格するのに経験年数は関係なしまとめ
【ITストラテジスト試験】合格するのに経験年数は関係なしについてのまとめです。
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