少し前になりますが令和2年度の情報処理試験の実施要項で変更内容が発表されました。
今回色々と特殊な形での変更や中止の内容となっているので、受験予定だった方は注意が必要ですね。
しかし試験1ヶ月前、前回の春期試験も確かそのくらいのタイミングだったとおもいますが。
受験がどうなるかと心配しながら勉強を続けていたひとの一部にとっては悲しいお知らせとなる部分もありますね。
案内・変更内容
基本的な内容としては、前回春期試験から延期となっていた分の試験区分は、情報セキュリティマネジメント試験と基本情報技術者試験をのぞいて予定通り実施とのこと。
情報セキュリティマネジメント試験と基本情報技術者試験はどうなるかというと、これは結構驚きだったのですが、令和2年度中(時期未定)にCBT方式で実施されるようです。
CBT方式はいわゆるベンダ系試験などでよくあるPCを使った試験問題です。
そして令和3年度以降も同試験はCBT方式になる予定とのこと。
また秋期試験として実施予定だった試験区分は令和2年度分は中止となるようです。
変更による影響
やはり一番大きい変更点は基本情報技術者試験のCBT方式への移行です。
個人的には情報処理試験に限らず、いろいろな試験はもう紙からコンピュータ方式に移行していけばいいなと考えているので方向的には賛成です。
ただやはり勝手は若干変わってくる部分はあるので、そのへんはうまく慣れておくしかないですね。
とはいえ基本情報技術者では過去問題の勉強でもPCやスマホ上で行うひとも多く、それほど影響はなく、むしろマークシートの手間やミスがなくなるのでメリットかなと。
唯一CBT方式の試験でやりにくさを感じるのは、書きながら考える問題というのがやりにくいことですね。
紙だと余白に書き込んで考えられるのですが、たとえば計算問題などのときにマウスをペンに持ち替えてメモ用紙上で考えるといったことは面倒になります。
あとは午後試験などの長文問題でページ遷移などがもしかしたら少しやりづらいというか、ページを前後して読むのがやりにくくなったりはあるかもしれません。
実際にはちょっとどういった形の試験になるのか具体的なところはまだわかりませんが。
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令和2年度情報処理試験の変更のことまとめ
今回の案内での大きな注意点としては、
- 秋期試験区分の中止
- 情報セキュリティマネジメント試験と基本情報技術者試験はCBT方式に移行
というところですね。
今後他の試験区分もCBT方式になっていくのを希望しますが、応用から上の区分では記述式の問題になるので、そのあたりの取り込みがむずかしいのだろうなとおもいます。
しかしとくに論文試験の区分でキーボード入力が可能になると、これまでの時間との戦いが少し変わってくることにもなりますし、純粋な試験という意味ではよい形だとおもうのでぜひ変わってほしいところです。
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