未経験からIT業界で働きたいと考えているひとのなかには、IT業界で働く=ITエンジニアとして働くというイメージをもつ方がいます。
「IT業界で働くにはITエンジニアの勉強が必要になるよな~。。。」
Webの情報などではよくIT業界への就職=エンジニアとして働くという観点で紹介されています。
しかし実際にはそれぞれで働き方の視点が異なりますので、2つの異なる意味合いを理解して就職・転職を検討するのがおすすめです。
IT業界で働くこと・ITエンジニアとして働くこと
ここではITで働くこととITエンジニアとして働くことの違いを簡単に紹介します。
IT業界で働くこと
IT業界で働くというのは業界・業種の視点から考える働き方です。
そのためIT業界で働くとはいっても具体的な職種は多岐にわたります。
現在ITを事業の中心としたり、ITが事業に深い関わりのある企業はかなりの数になります。
それらの企業で必要となる職種のすべてがIT業界で働くうえでの対象となります。
そのため一部の専門的な職種をのぞけば、たいていの職種であればIT業界で働くことは可能です。
ITやシステムの知識に関しても、営業などのシステム提案などに関わる職種の場合には求められる部分があります。
しかし直接的にIT分野の事業への関わりが薄い職種の場合には、IT知識がまったくない状態で働いている方も少なくありません。
情報システムに関わる仕事がしたいというわけではなく、IT業界という枠組みのなかで働きたい。
今後のIT業界が発展する恩恵を受けたり、IT業界の先進性のある働き方をしたりといった考えからIT業界で働くことを考えるひともいます。
そうしたひとにとってはIT業界で働くためにITを学ぶというのは必ずしも必要ではありません。
もちろんIT知識があるに越したことはないですが、未経験からIT知識をつけていくより、むしろ職種の観点からの就職を考えると別の近道があることも考えられます。
ITエンジニアとして働くこと
ITエンジニアというのはWikipediaによると以下とされています。
ITエンジニア(あいてぃー -)とは、情報技術 (IT) に関わるエンジニアである[1] 。ITエンジニア – Wikipedia
またITサービス企業における総合職としての意味合いもあるとされています。
これはその通りで、IT企業でITエンジニアといったかたちで職種が示されている場合には総合職としての扱いが多いです。
比較的採用人数の多い企業での新卒採用などではシステムエンジニアという形で採用され、現場ごとに異なる業務に割り振られるということも少なくありません。
またITエンジニアとして働くことはIT業界のなかに限ることではありません。
多くの業界でITとなんらかの関わりがあることが多くなっている現在、IT企業ではなくても社内に情報システム部門があったり、エンジニアを抱えていたりするケースも多くあります。
なんらかの形でシステムに関わる仕事をしたいという方はITエンジニアの視点で仕事を探すのは最適です。
ただしITエンジニアだからといってIT企業に限る仕事でもなく、これまでの経歴や知識を活かす形でIT業界以外でのITエンジニアとして働くことが適している場合もあります。
ITエンジニア≠プログラマの補足
さらにエンジニアという肩書きからIT未経験のひとのなかにはITエンジニア=プログラマのようなイメージをもたれることも多くあります。
しかし実際にはITエンジニアという肩書きとプログラミングの関連性は少ないとおもいます。
ここについてはまた別の記事で紹介します。
【失敗しない働き方の違い】未経験からのIT業界とエンジニアまとめ
【失敗しない働き方の違い】未経験からのIT業界とエンジニアのまとめです。
- IT業界で働くこととITエンジニアとして働くことは異なる
- IT業界で働く場合、具体的な職種は多岐にわたる
- ITエンジニアとして働くことはIT業界のなかに限ることではない
未経験からIT業界に就職することの参考情報はこちらでも紹介しています。
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