未経験からIT業界に就職するが、たまに耳にするひとり情シスで苦労しそうだなと不安になるひとがいるかもしれません。
「IT経験が浅いのにひとり情シスで働くことになったら大変そうだな～。。。」
未経験からひとりでの現場は大変に感じることも多いですが、マイペースに働けるという面でやりやすい部分もあったります。
未経験・若手からひとり情シスとして働くこと
ひとり情シスの状況
まずひとり情シスがどういったものか、詳しくは調べてみるといろいろと情報がでてきます。
簡単にまとめると主に企業の情報システム部門でひとり体制で働くことです。
自分の考えでは、最近はITに力をいれる企業が増えていることもあり、ひとり情シスという働き方自体は減ってきているという印象でした。
しかし実態としてはひとり情シスの現場はまだまだあるようです。
結局は企業として情報システム分野にそこまでお金をかけられないとか、必要性を感じないとかの背景がある中小企業では以前とあまり状況が変わっていないのかもしれません。
ひとり情シスの仕事
ひとり情シスの仕事がどんなものか、どんな範囲になるかは正直企業によって様々です。
ただ基本的な傾向としては情報システム部門にそこまで力をいれていない、もしくは今後力をいれていきたいという現場が多くなります。
もし従来から情報システム部門に力をいれているような企業であれば、ひとり情シスという形にはなっていないと考えられるためです。
仕事の役割としては良くも悪くも企業の情報システム分野の中心としての役割になります。
実際の仕事内容はまずは情報システム関係の維持運用が中心になることが多いとおもいますが、プラスして新たなシステム導入などの仕事が発生してくることが大まかなところです。
未経験・若手人材がひとり情シスで働く可能性
こうした仕事内容からはすでにひとり情シス経験や社内SE経験のあるひとが就く仕事だと感じられるかもしれません。
しかしIT未経験・若手の立場からでもひとり情シスとして働くケースは意外と多いです。
そのためまったくのIT業界未経験からであっても多少の引き継ぎのみでひとり情シスとして働くといった場合もあります。
未経験・若手のひとり情シスにおける３つの働きやすさ
ひとり情シスの情報を調べると、わりとネガティブな情報が取り上げられることが多いです。
しかしひとり情シスとして働く環境であるからこその働きやすさとして考えられる点もあります。
情報システム部門として働く役割から、当然具体的な働き方や仕事の中身は企業の方針や内情によって変わってきます。
そのため一概には言えない部分もありますが、ひとり情シスで働く多くの場合に当てはまるポジティブな面を紹介します。
未経験・若手のうちからひとり情シスになるうえでの働きやすさの点は主に３つあります。
それが、
- 納期に追われる要素が少ない
- 基本からインプットできる
- アウトプットする仕事をコントロールできる
の３つです。
すべてのひとり情シスではなくとも、自分の経験も含めてたいていのひとり情シスの現場ではこれらの点は当てはまることも多いです。
納期に追われる要素が少ない
ひとり情シスの立場で働く場合、納期に追われる要素が少ないという点があります。
IT業界での仕事はプロジェクト単位で動くことが多いです。
そのためプロジェクトの納期から逆算して自分の仕事の納期も決められていくことがよくあるケースです。
しかし企業の情報システム部門として働く場合にはプロジェクト単位という働き方はあまりありません。
その理由として、ひとり情シスで働くなかでの割合として、システムの運用面が中心になることが多いためです。
またシステム導入・改修などでプロジェクトになることはあるものの、情報システム部門から自社に対しての仕事となるため、顧客を相手にするプロジェクトよりは余裕をもった納期となることが多いという点もあります。
基本からインプットできる
ひとり情シスとして働く場合は企業の情報システム部門の立場になるため、ほとんどの場合は企業の情報システムを全般的にみる役割になります。
ITスキルのうち特定分野を極めていく志向の場合には不要かもしれませんが、未経験・若手のうちに情報システム全般に触れる機会があることは基礎から習得できる環境は大きなメリットです。
IT業界のベンダ企業で働く場合には、特定の分野をインプットすることに集中するケースが多くなります。
そうしたなかでの働きでは強みのある分野をもつことは可能かもしれませんが、汎用的な知識を習得するにはあまり向かなかったりするケースもあります。
ひとり情シスの現場で働くことは、広い分野の基礎的な部分のインプットは非常にしやすい働き方といえます。
アウトプットする仕事をコントロールできる
ひとり情シスでは情報システム部門として働く立場から、自分がアウトプットする仕事をコントロールしやすくなります。
企業のIT分野は情報システム部門が役割の中心となり、その分野をひとりで担う立場になることから、ある程度企業のIT分野をコントロールすることが可能です。
もちろん上であげたような企業のIT全般に問題がでないよう運用していくことは必須になります。
しかし仕事に慣れてくれば新たなシステム導入やどういった方向性ですすんでいくかを打ち出していくといった企業のIT分野をコントロールしていくような働き方も実現できます。
またひとり情シスとして働くなかで自分が得意なことや興味のある部分を踏まえた上で情報システム部門としての取り組みを考えていけるようにもなります。
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未経験からひとり情シスになる悩み【実はある３つのメリット】まとめ
未経験からひとり情シスになる悩み【実はある３つのメリット】のまとめです。
- ひとり情シスで働くことは、企業の情報システム分野における中心の役割を担うこと
- 未経験からひとり情シスで働くのは、ネガティブ要素だけではないメリットがある
- 未経験からひとり情シスで働くことは、「納期に追われる要素が少ないこと」「基本からインプットできること」「アウトプットする仕事をコントロールできること」の働きやすさにつながる
未経験から情シス転職への参考情報はこちらでも紹介しています。
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