未経験から論文系の高度情報処理技術者試験を受けるひとのなかには、論文ネタの候補が複数ありどのネタで準備を進めるべきか迷うことがあるかとおもいます。
「そこそこ高度情報処理技術者試験の論文で使えそうな論文ネタはあるけどどう選ぶのがいいのかな~?。。。」
しかし結果的には3つの視点をもとに論文ネタを選定することで、論文問題に強い論文ネタを選ぶことができました。
論文ネタを選定する視点がない場合の問題
過去の自分がそうでしたが、自身の経験からなんとなくで論文ネタを選定してしまうと問題が発生する可能性が高いです。
なんとなく論文ネタを選定しようとする時間の無駄
まず初めての論文系の高度情報処理技術者試験を受験する場合、論文試験自体がどういったものかを想定することがむずかしいです。
そのためどういった論文ネタを準備するかも分からず、まずは未経験・若手の数少ない経験から何となくで選ぼうとします。
しかしそうなると基準がないため、どの経験から論文ネタを準備するかで迷う時間が増えてしまいます。
資格取得の観点で考えると、計画から勉強まではなるべく回り道や無駄な時間がないほうが効率がよく、迷ったり悩んだり時間はなるべく少なくすることが大事です。
なんとなく論文ネタを選定する後戻りリスク
また何となくで論文ネタを準備する場合、後戻りの危険性があります。
これは時間の無駄と同時に精神的に論文ネタ準備の問題で大きい点です。
論文ネタの準備を進めてから、このネタは本番試験に使いにくそうだったり、やっぱり向いていなかったりと感じてしまうと、再度論文ネタを決めるところからになります。
この後戻りは準備に使った時間が無駄になりますし、精神的にも再度論文ネタの準備を進めるのはキツいものになるので避けたいところです。
未経験から高度情報処理技術者試験の論文ネタを選定する3つの視点
なんとなく論文ネタを選んでしまうことが問題となるリスクを避けるために、3つの視点で論文ネタを選定することをおすすめします。
それら3つの視点が、
- 複数・多種の問題で使用できるか
- 業務・数字をイメージできるか
- 第三者に共有できるか
です。
とくに未経験のうちは少ないネタを膨らまして準備する必要があるため、論文ネタを選ぶ段階で使いやすいネタを選べるとそれだけで合格に近づきます。
複数・多種の問題で使用できるか
こちらは選定する論文ネタが複数かつ多種の問題で使用できるかどうかの基準です。
過去問題などを利用して、色々な種類の問題で記述のイメージができるかを考えるのがおすすめです。
それらパターン分けした問題で、できるだけ多くのパターンで論文ネタが利用できるか確認することです。
実際に論文記述まではしなくても頭で書けるかのイメージをしたり、骨子を作成したりするだけで確認はできます。
これにより折角準備した論文ネタが実際には使えないものだったという事態を防げます。
業務・数字をイメージできるか
次に論文ネタとして準備するにあたり、ネタとなる業務・数字をイメージすることができるかを考えておくことです。
論文では数字的なデータや具体的業務を書けるほうが望ましいため、ネタの準備作業ではそれらの数字や業務の内容を準備します。
しかし完全に0からそれらを準備していくのは大変ですし、本番で準備できていなかった部分をオリジナルで考えることもむずかしくなります。
完全に想像だけで論文ネタを準備せざるを得ない場合を除いて、やはりある程度のイメージだけでも持てるネタを使うほうが準備も本番での対応もしやすくなります。
第三者に共有できるか
もう一つは準備する論文ネタの第三者への共有のしやすさについてです。
本番での論文記述時には論文ネタの背景や現況などを概要として説明することが必要です。
それらを考慮すると、採点者に対して説明しづらい、イメージを持ってもらいにくいネタは適していないものとなります。
自身は経験済みの場合には簡単な記述から読み取れるものと感じていても、第三者である採点者にはそうではない場合があります。
そこで準備する論文ネタはできるだけ第三者への共有が容易であるに越したことはありません。
できるだけ専門用語などがなく、ニッチすぎない業界の話などのほうが説明しやすさの点では有利です。
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【3つの視点】未経験から高度情報処理試験の論文ネタを選ぶまとめ
【3つの視点】未経験から高度情報処理試験の論文ネタを選ぶのまとめです。
- 論文ネタ選定を何となく進めると迷いや後戻りの時間が生じる可能性がある
- 複数・多種の問題で使用できるか、ネタの使いやすさから
- 業務・数字をイメージできるか、準備しやすさや本番での対応しやすさから
- 第三者に共有できるか、時間・文字数を少なく採点者に共有できるかから
未経験からの論文系の高度情報処理技術者試験を受験するときの参考情報はこちらでも紹介しています。
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